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私がBLで作家買いをしている希少な作家、木原音瀬の最新刊
『WELL』が本日発売されました。
読んでビビりました。マジで怖い。
あらすじですが、何故だか世界が滅亡する話です。
ありがちだなどと思ってはいけない。
本気で陰惨です。共食いまでするんだ。
極限状態の心理をこれでもかこれでもかと描いています。
バトロワですらこれに比べりゃほのぼのとしてます。
で、普通何故こんなになったかって説明すると思うんだけど、
一切何の説明もありませんでした。
エイリアンが侵略してきた、とか、
戦争が勃発した、とか。
そういうの全然なくて、しかも世界が今どうなってるのかも
全然分からない。
何が起こったのか全体像の把握も出来ない。
なんというか、読んでいて本当に気持ち悪かったですね。
いろいろなひとが出てくるんですよ。
で、主人公とその幼馴染(実は異母兄)を
死の瀬戸際で助けてくれる人格者が、
本当にどうしようもないろくでなしに
いたぶりつくされる下りは、
読者をどこに導きたいのかと思いました。
面白かった、面白かったけれど、
既存のBL枠に囚われなさすぎです・・・。
これがもしBLだったら、
主人公の高校生が自分の傲慢さを自覚し、
家来とみなしていた幼馴染に好意を抱いて、
世界と共に美しく滅ぶと思うんですけど。
そうなって欲しいとは全然思いませんが、
どこに行きたいのか分からない作家です。
どうしようもなくなったときに、
縋れるものに執着する感じ。
それは恋とは異質なもので、
そういう感じを書くのがうまいひとだと思うんです。
でも、コレはどうしようもなくなりすぎだと思うんだ・・・。
『WELL』が本日発売されました。
読んでビビりました。マジで怖い。
あらすじですが、何故だか世界が滅亡する話です。
ありがちだなどと思ってはいけない。
本気で陰惨です。共食いまでするんだ。
極限状態の心理をこれでもかこれでもかと描いています。
バトロワですらこれに比べりゃほのぼのとしてます。
で、普通何故こんなになったかって説明すると思うんだけど、
一切何の説明もありませんでした。
エイリアンが侵略してきた、とか、
戦争が勃発した、とか。
そういうの全然なくて、しかも世界が今どうなってるのかも
全然分からない。
何が起こったのか全体像の把握も出来ない。
なんというか、読んでいて本当に気持ち悪かったですね。
いろいろなひとが出てくるんですよ。
で、主人公とその幼馴染(実は異母兄)を
死の瀬戸際で助けてくれる人格者が、
本当にどうしようもないろくでなしに
いたぶりつくされる下りは、
読者をどこに導きたいのかと思いました。
面白かった、面白かったけれど、
既存のBL枠に囚われなさすぎです・・・。
これがもしBLだったら、
主人公の高校生が自分の傲慢さを自覚し、
家来とみなしていた幼馴染に好意を抱いて、
世界と共に美しく滅ぶと思うんですけど。
そうなって欲しいとは全然思いませんが、
どこに行きたいのか分からない作家です。
どうしようもなくなったときに、
縋れるものに執着する感じ。
それは恋とは異質なもので、
そういう感じを書くのがうまいひとだと思うんです。
でも、コレはどうしようもなくなりすぎだと思うんだ・・・。
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